ラジアルフェンスによる訪問計測には、大きな課題がある。

GPSから取得できる精度の高い緯度経度情報 (正確には、モバイル端末のOS側の挙動で、Wifi測位による緯度経度情報もある)を用いているからと言って、「訪問計測の正確性」が高いわけではありません。

一般的に、モバイル端末側で使用される十進法で表現した緯度経度は、小数点以下6桁で、最小単位は11cmほどの精度になるが、その緯度経度の座標をどう訪問として捉えるかで、その正確性が大きく変わってきます。

現在、訪問計測に最も使用されているテクニックが、ラジアルフェンスと呼ばれるものです。これは、特定の店舗の住所をGoogle Maps Geocoding APIなどを使用して、緯度経度に変換、その緯度経度を中心として、円状にフェンスを描きます。そのフェンスに、ユーザーの座標が落ちると「訪問」として記録する。この手法は、非常にシンプルで明朗な方法ではあるが、精度には大きな問題があります。それは、円形になっている建物など、ほとんどないからです。

ラジアルフェンスを使用している国内外のロケーション広告ベンダーの多くは、半径20mから50mのフェンスを使用していますが、密集した都心部では、建物面積が小さい上、お互いに密接しており、通行人を多く含む「正しくない訪問」が大量に発生します。GroundTruthが独自に行った研究だと、都心において、半径20mのフェンスでは、実際の訪問数よりも20倍以上多く計測してしまうことがわかっています。 逆に、東京ビッグサイトなどの大きなイベント会場や公園などは、半径20mのフェンスでは、極端に少なく計測してしまいます。

GroundTruthのBluePrintsはありとあらゆる形状に対応できる

ラジアルフェンスが建物の形状に合わすことができない問題を解決するために生まれた技術が、GroundTruthのBlueprintsです。デジタル地図を画像認識させ、建物の形状に沿って線を引き、自動で作成されたポリゴンは、専門のチームによって目視で確認される。その後、チーム内および各国の承認プロセスを介し、その正確性が担保されています。作成されたポリゴンの中に落ちた座標を訪問とし、その正確性は約91%です (InfoScout社調べ)。また、GroundTruthは、建物のポリゴン化に加え、駐車場もポリゴン化しており、車内の可処分時間の機会を逃しません。

ポリゴンにより、ラジアルフェンスのときに問題であったありとあらゆる形状への対応が可能となり、GroundTruthは、現在、駅や路線、球場、ビーチ、公園、マラソンのコースなど、建物ではないロケーションも積極的にポリゴン化しています。

 

東横イン日本橋三越前における、20mおよび50mのフェンス比較

  • GoogleMap APIで取得できる住所の中心点の緯度経度は建物の中心にならない
  • 20mでも、近隣の建物はもとより、歩道、車道を含む
  • 50mにおいては、近くの公園やエリア一旦のオフィス建物まで含む

 

 

東横イン日本橋三越前BluePrints

  • 東横イン日本橋三越前の建物をポリゴン化
  • 正確な訪問測定
  • 質の高いセグメント作成、インストア配信を可能にする

ビジネスホテルの訪問計測・履歴配信の比較

 

  • Blueprintsにより、100人の訪問を計測したとすると、50mのフェンスの場合、1000人を計測 (900人が不正確な計測)。
  • 東横インを訪問した人という履歴配信を行うとして、50mフェンスをベース作成したセグメントの場合、90%が無駄な配信となる

 

東京工業大学のキャンパスに対する訪問計測

 

東工大(大岡山)の大学敷地訪問ユーザー比較